はじめに(Hong Kong International Airport airplane spotting guide)

台北松山空港、フランクフルト国際空港、スイス チューリッヒ国際空港の撮影ガイドはこちらです。

オーストリア ウィーン国際空港の撮影ガイドはこちらです。




 

空港の概要と運用

気温:年間を通して高く、雨もよく振る

香港国際空港は、アジアで最もトラフィックの多い空港の一つであり、アジアにおける航空交通の一大拠点となっています。

日本から4時間程で行けますが、複数機のA380が飛来したり、アフリカやヨーロッパのレア機材、そして何よりも珍しい貨物機が飛来しますので、航空ファンにはこの上なく恵まれた環境です。

また香港は、様々な撮影スポットが有ることでも有名で、様々な角度から撮影しようと一週間近い滞在をする方も珍しく有りません。

トラフィックが常にあるので、飽きることもありません。

 

24時間運用で全ての発着を撮るのは不可能です。

香港国際空港は滑走路の立地が特殊で、片方が山に近く、もう一方は海に近いです。

RWY07と25が2本の滑走路が平行になっており、一方を「山側」、もう一方を「海側」と読んでいます。

運用は、海側のRWY07L/25Rは着陸専用、山側のRWY07R/25Lは離陸及び一部貨物機の着陸用に使われています。

離着陸する滑走路は風向きによって異なり、途中で変わる事もしばしばあります。

滑走路の向きが変わると、撮影出来る場所も変わってくるので、当日「フライトレーダー」で飛行機の動きを確認すると良いでしょう。

天気は、年間を通して晴れる日はそれほど多くはないので、日程は最低でも3日は確保しておくと良いでしょう。




第2ターミナル 航空博物館 (香港航空探知館)

住所:中国香港香港國際空港二號客運大樓翔天廊6樓(Terminal 2Hong Kong International Airport, Chek Lap Kok Lantau Island, 香港

香港国際空港には2つの旅客ターミナルがあります。

一つは到着と出発の機能を備えた第1ターミナルで、もう一つが主に格安航空会社(LCC)の出発手続きで使っている第2ターミナルです。

その第2ターミナルには「航空探知館」と呼ばれる空港や飛行機のことを詳しく知ることができるアミューズメント施設があります。(一部無料)

 

第1ターミナルからは5分程度歩いて移動します。

入口には啓徳(カイタック)空港に関するガイドや、航空機の座席やモデルプレーンなどがあり、好きな方にはたまらない環境です。

近くにはディズニーショップやコンビニが有ります。




有料ですが展望デッキ(スカイデッキ)にあがることもできます。

ここからは第1ターミナルに駐機する飛行機を初め、2本の滑走路に離着陸する航空機も眺めることができます。

入場料は数百円です。学生証が有れば若干割引されます。

強風等の悪天候時には閉鎖されることがあります。

エレベータで展望台へ向かうと、空港を離発着する飛行機を見ることができます。

当日の風向きや天気にもよりますが、飛行機の見学や撮影にはとても適してます。




ワイヤーや柵もありません。

機材は風向きによりますが、広角~600mmまで。

望遠が有ると良いでしょう。

日中時間帯は空いていますが、稀にメンテナンス等で休みの時がありますので、万が一行けなかった時の代わりの撮影地を事前に探しておいてください。




このスペースにあるのは有料の双眼鏡のみで、ベンチやテーブル、雨や日差しをさえぎる屋根もありません。

視界を邪魔するものはありませんが、反面で暑い日は直射で日光が当たるので、かなり暑いです。

季節を問わず、強力な日焼け止めを塗ってから行かれることを強くおすすめします。

雨の日も、雨を遮るものがありません。

トイレは展望デッキに上がるエレベーターの近くに有ります。

RWY07運用では離陸を、RWY25運用では着陸をメインに撮影することが出来ます。

RWY07から離陸していく飛行機は、燃料をたくさん積んだ長距離便や貨物機は、スカイデッキの横を通り過ぎるあたりでも、まだ低いところを飛んできます。

一方で、近距離便やLCCなどの小型機(A320,B737等)は、スカイデッキの横に来るまでにかなり高いところまで行っているので、撮影が困難です。

RWY07Lに着陸した飛行機は、滑走路から誘導路に出るポイントが、スカイデッキからかなり距離があるので、撮影するには300mm以上の望遠レンズが必要になります。

ただし、撮影できても大抵は陽炎で画質が良くは有りません。

07Lに着陸したカーゴ機は、わずかなスペースから撮影するチャンスは有りますが、やはり望遠レンズが必要です。

風向きによって撮影できる機材が異なるのも、香港の面白いところです。

旅客機撮影には欠かせない「フライトレーダー24」スカイデッキではWi-Fi電波が入りませんので、海外SIM等を購入する必要が有ります。




スカイデッキ近くの歩行者通路

ターミナル2の5階と駐車場を結ぶ歩行者用通路からも撮影可能で、展望デッキがなんらかの理由で使用できない場合はそこからも撮影可能です。

特にRWY25L・Rに到着する機体はよく撮ることが可能です。

http://www.kenzomile.net/2018/06/09/howtotake-2/




観景山山頂ポイント 香港国際空港の穴場スポット!

観景山知る人ぞ知る香港国際空港の穴場撮影スポットです。

東湧からバスに乗り、飛機燃料庫(Aviation Fuel Tank Farm)で下車し、数分歩くと、

少し分かりにくいですが、山に登る看板が有り、一本道の階段をひたすら上り、30分程進みます。

途中砂利道になりますが、上りきるとベンチが有り、そこが撮影ポイントになります。

 

この撮影場所は売店や自販機、お手洗いなど全くありません。

かなりアクセスが大変なポイントで、大型機材を持っている方には向きません。

機材は300mm~4000mmの軽い望遠ズームレンズが有ると良いでしょう。




ハエコ(HAECO)ポイント

こちらもバスを使うポイントで、空港から約40分程かかります。

S1系統バスで隣町の東涌へ行き、そこからS52系統バスで終点まで、するとHAECOポイントに到着です。

途中で珍しい駐機機材が見れるかもしれません。

バス停からは徒歩数分です。

この場所も、周囲に何も無いので、事前に買い出しが必要です。

日差しを遮る物が一切ないので暑い日は、熱中症に気を付けて下さい。

また、ランウェイチェンジになると移動に時間がかかるので、ロスが発生することや、RWY07Lの着陸機を狙っていると、逆側に珍しい貨物機が着陸することがあります。




REGAL AIRPORT HOTEL 富豪機場酒店

香港国際空港直結の高級ホテルです。

1泊2人で2万円強と決して安くは有りませんが、とても豪華で、ガラス越しですが海側滑走路(07L/25R)の着陸が撮影できます。

コンビニが近くに無いので、空港内のセブンイレブンに立ち寄ることをお勧めします。

品揃えは日本と違ってまた面白いですよ!

   







香港観光メモ

アクセス:★★★★★

航空券価格:★★★★★

物価:★☆☆☆☆

治安:★★★★☆

食事:★★★★☆

清潔さ:★★★★★

インターネット環境:★★★★☆

オススメ度:★★★★★

 

香港は日本から比較的近く、海外旅行初心者にはとてもおすすめな国の1つです。

日本からの飛行時間は4~5時間。羽田空港からであれば、時間帯の良い夜行便も充実しています。

航空券の価格も、LCCのセールを狙えば、諸税込みで往復1万円台もあり、コストパフォーマンスにも優れています。治安もそれほど悪くなく、大きなトラブルに巻き込まれる危険性はそれほど高く有りません。

香港の玄関口となる香港国際空港は、Wi-Fiは快適に使えます。

 

食事もおいしく、とても過ごしやすい地域ですが、香港の難点は物価、とにかく宿泊費が高い事が挙げられます。

日本のビジネスホテルクラスのホテルに泊まろうとすると、2人で1万円前後は見ておくと良いでしょう。

食費や、生活に必要な物品も、近隣の国よりは高くついてしまうので、それなりに持ち合わせが必要です。

 

航空券代と宿泊費をなるべく安く抑えたい場合は、ANAの「旅作」セールを狙うと、往復航空券代・諸税・宿泊費込で往復3~5万円台で予約する事が出来ます。全て自己手配で工夫すれば、往復航空券代+宿代で2~3万円で収まるケースも有ります。

海外旅行が慣れていない方であれば、何かと出費がかさむかもしれませんが、その点を考慮しても充実した旅行になると思います。

少しでも英語が理解出来れば、問題なく過ごせるはずです。




地形や気候の特徴

香港の天候は、日本と比べて暖かく、曇っていることが多いです。

暑い日でも、室内ではエアコンが強い事も有るので、適度に調節出来る服装が望ましいです。

基本的に山が多い地形で、山に縫うように高層ビルが乱立しています。

繁華街はとにかく人が多く、地下鉄やバスも着席する事が難しいです。

夜に見る事が出来る夜景はとても美しいことで有名です。

物価

香港ドル(HKD)は1HKDあたり10円~15円前後。

計算するときはいつもHKD×15=日本円を目安としておきましょう。

物価は、台北や中国本土と比べ高く、観光する場合はそれなりの予算が必要です。




食事情報

香港の食事は、全体を通してとても美味しく、中国本土と比較して高くついてしまいますが、食事で困ることはほぼ無いでしょう。

米も美味しいです。写真は香港のマクドナルドです。

日本と同じメニューもありますが、違うものもありますので、是非チャレンジしてみてください!

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市内までのアクセスはエアポート・エクスプレスが便利!

香港国際空港から市内までは、およそ35キロ。空港と市内のアクセスはとても快適です。

空港まで到着したら、市内までの移動手段を当然考えると思いますが、はじめての香港旅行でも、迷わず、安心して乗れる乗り物は、エアポート・エクスプレスがオススメです。

空港建設にあわせて建設された鉄道「エアポート・エクスプレス(Airport Express・機場快線)」と高速道路が、空港と市内各地を結んでいます。およそ25分。

また、バスやタクシーといった選択肢があります。

 

香港の中心地までの価格は日本円でおよそ1500円程度が目安ですが、時間を要しても安く行きたい場合は、バスやMTRを使う選択肢も有ります。

ただし、バス鉄道と比べてとても安いというメリットが有るものの、空港から沢山の系統が出ているため、慣れていないと迷う可能性が高いです。

香港に慣れており、飛行機の時間までに余裕が有る人の利用が望ましいです。

香港のタクシーはかなり高いので、「高いお金を払っても、確実の目的地に行きたい」といった理由が無い限りはオススメしません。

なにより、渋滞のリスクもあるため、香港国際空港から出る場合はともかく、香港へ向かう際は鉄道が確実です。

 

一方で、エアポート・エクスプレスは、空港直結なので迷うことがありません。国際線到着ロビーすぐです。

しかも概ね10分おきに運行している所も、いいですね。

往復約3,000円と決して格安ではありませんが、当日帰りの飛行機に乗り遅れて多額の出費のリスクを背負うくらいなら、無難にエアポート・エクスプレスを利用する事が最も良い選択肢だと思いいます。

 

『エアポート・エクスプレス』の停車駅ですが、博覧館駅(AsiaWorld-Expo)、機場駅(Airport)、青衣駅(Tsing Yi)、九龍駅(Kowloon)、香港駅(Hong Kong)の全部で5駅です。

空港は、機場駅ですので、帰りの列車で間違って博覧館駅まで行かないように気をつけてください。

オクトパスカード(八達通)って何!?

「オクトパスカード」は、日本の「SUICA(スイカ)」や「PASMO(パスモ)」のようなICカード(電子マネー)です。

「エアポート・エクスプレス」をはじめとする電車はもちろん、バスや一部のタクシーで使用可能で、どの駅にもチャージ機器が有ります。

町のスーパーやコンビニなどでも利用できますので、「オクトパスカード」を1枚持っていれば、小銭が不要な場面が増えて快適です。

ただし、1日しか香港に滞在しない場合は払い戻し手続きが少し面倒なので、あえて購入しないのも手です。

逆に、2日以上香港に滞在する場合は是非持っておく事をお勧めします。




香港から中国本土(深セン)へのアクセス

香港から中国本土へは様々なアクセス方法が有りますが、一番近い都市は深セン(深圳)と呼ばれる場所です。

バスでも行けますが、中心部から電車でも行くことができます。

値段も高くなく、空港でしか入出国審査を受けたことが無い方には、少し変わった国境の越え方が出来るので、おすすめです。

香港中心部からは、羅湖(LoWu)という地下鉄の終点駅を目指します。

時間帯によっては混雑しており、駅間が長く、香港中心部から深圳までは余裕を持って2時間程度の移動時間を想定して下さい。

入出国は、かつてはすごく混雑していましたが、かなりシステム化されて早く国境を越えることができるようになりました。

香港啓徳国際空港を知っていますか?

香港啓徳(カイタック)国際空港は、現在の香港国際空港の全身である、香港の玄関口となっていた空港です。

香港・九龍のヴィクトリア・ハーバーに面した九龍城区にあり、現在も滑走路はクルーズターミナルとして稼働しています。

この啓徳空港は何がすごかったかというと、世界で一番着陸が難しいと言われていた点です。

啓徳空港はランウェイ13への着陸進入の際、大きく機体を傾けつつ九龍仔公園上空近辺で機体を右旋回させ、ビル群すれすれの高さを飛行して着陸する「香港アプローチ(香港カーブ)」は、現在でもフライトシミュレーターで挑戦する人がいるほど有名です。

もう二度と見る事が出来ない光景ですが、「香港カーブ」等で検索すると、動画や写真が沢山出てくるので、気になる方は検索してみてください。

「ぼくは航空管制官3(香港カイタック空港)」というゲームでは、パソコンの中とはいえ、当時の香港カーブを見る事が出来るので、是非購入してみてください。

パズルゲームとしてもかなりの完成度でオススメの作品です。




作品例